名刺代わりの 10 冊メイカー

ウォーターランド

グレアム・スウィフト

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イングランドのとある田舎町で起こった事件に対する罪と独白が描かれていく。章を追うごとに人と水と歴史が複雑に絡まり合っていくのが面白い。読み進めていくごとに沼地のドロっとした水の感触が足下に広がっていく。

蛇行する川のほとり

恩田陸

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高校1年の時に読んでなにかしら自分に影響を与えたな、と思う本の一つ。主人公が外で靴を洗っている爽やかな夏の時間に不意に訪れる不穏な雰囲気のシーンがすごく好き。

津軽改版

太宰治

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諦めや憎しみを持って離れたはずの故郷に、久々に戻って見つける優しさや温かさ。素直に受け入れられずに戸惑う太宰の気持ちにとても共感できてしまう。

波〔新訳版〕

ヴァージニア・ウルフ, 森山 恵

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冒頭の波や自然の描写がめちゃくちゃに細かくて鮮明な映像のように頭の中で再生される。その最初の強烈な波や海のイメージが人間の人生について語られていく全編を通して染み渡っていくのが美しすぎる。

池澤夏樹=個人編集 世界文学全集(1-03)

ミラン・クンデラ, 西永良成

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まずタイトルが良い。タイトルで7割良さが決まってしまったような気がする。人間の宿命みたいな重い主題から逃してくれるのが愛ならば、吹き飛ばされてしまいそうなほどちっぽけで軽い自分自身の存在も受け入れていけるような気がする。そんな気持ちにさせる本。

朗読者

ベルンハルト・シュリンク, 松永美穂

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高校3年の受験期に、勉強するふりして図書館で読んでいた思い出深い本。今ならなぜハンナが最後あんな選択をしたのか、よく分かるくらいに大人になった。

銀河鉄道の夜

宮沢賢治

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「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ」 純粋にこんなこと言える相手、今までいたかな。いなかったのかな。

オン・ザ・ロード

ジャック・ケルアック, 青山南

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大学2年の終わりに結構なレベルで自分に影響を与えて、かっこよく生きたいな、と思わせてくれた本。この本を読んで煙草を吸い始めたと言って過言ではない。

風の歌を聴け

村上 春樹

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内容はぼんやりとしか覚えてないけど、大学入って少ししてお酒が飲めるようになった年に、夏の日にビールを飲むのがいい感じと思わせた本。静かな時間が文章の隙間に流れていく小説は好きです。

掃除婦のための手引き書 --ルシア・ベルリン作品集

ルシア・ベルリン, 岸本 佐知子

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比較的最近読んだ本だけど大好き。短編それぞれの中で、彼女の人生のある側面が(例えば家族のこととか誰かとの不和について)繰り返されていて、それが何かや誰かを受け入れる彼女なりの方法だったような気がして胸があつくなる。人への眼差しが鋭くも温かくて、読んでいて気持ちいい。

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