コメントイングランドのとある田舎町で起こった事件に対する罪と独白が描かれていく。章を追うごとに人と水と歴史が複雑に絡まり合っていくのが面白い。読み進めていくごとに沼地のドロっとした水の感触が足下に広がっていく。
コメント高校1年の時に読んでなにかしら自分に影響を与えたな、と思う本の一つ。主人公が外で靴を洗っている爽やかな夏の時間に不意に訪れる不穏な雰囲気のシーンがすごく好き。
コメント冒頭の波や自然の描写がめちゃくちゃに細かくて鮮明な映像のように頭の中で再生される。その最初の強烈な波や海のイメージが人間の人生について語られていく全編を通して染み渡っていくのが美しすぎる。
コメントまずタイトルが良い。タイトルで7割良さが決まってしまったような気がする。人間の宿命みたいな重い主題から逃してくれるのが愛ならば、吹き飛ばされてしまいそうなほどちっぽけで軽い自分自身の存在も受け入れていけるような気がする。そんな気持ちにさせる本。
コメント高校3年の受験期に、勉強するふりして図書館で読んでいた思い出深い本。今ならなぜハンナが最後あんな選択をしたのか、よく分かるくらいに大人になった。
コメント大学2年の終わりに結構なレベルで自分に影響を与えて、かっこよく生きたいな、と思わせてくれた本。この本を読んで煙草を吸い始めたと言って過言ではない。
コメント内容はぼんやりとしか覚えてないけど、大学入って少ししてお酒が飲めるようになった年に、夏の日にビールを飲むのがいい感じと思わせた本。静かな時間が文章の隙間に流れていく小説は好きです。